2009年2月28日土曜日

熟成純米酒「初孫」

いつもの酒屋で見つけた。

見慣れないラベルであるが、熟成純米酒とあるので早速購入。

グラスに注ぐとほんのり茶色っぽく色づいている。

旨い! どっしりと腰がありまろやかな風味が口の中に広がる。

山田錦を100%使用し、2年以上熟成させたとの説明がある。

燗にするとなお一層ふくよかな味になるようである。


初孫 山田錦 熟成純米酒
○東北銘醸株式会社
○日本酒度 +3.0 酸度1.6
○山田錦 精米歩合70%

2009年2月26日木曜日

加山又造展大盛況

国立新美術館の加山又造展、次の月曜で終了なので再び行ってきた。NHKの影響か大盛況だ。日経新聞が主催しているからだろうか、男性客が多い。絢爛豪華な作品から猫を描いた小品まで、完成度の高さに圧倒される。

2009年2月15日日曜日

シネマ歌舞伎「らくだ」大爆笑!

シネマ歌舞伎「らくだ」を見に行く。

「らくだ」とは、五代目古今亭志ん生(東京)や六代目笑福亭松鶴(上方)が得意とした古典落語のネタである。それを勘三郎と三津五郎が演じたのが、このシネマ歌舞伎「らくだ」である。

いや、これが面白くて面白くて、腹をよじって笑ってしまった。

くすくす笑っていた周囲のベテランマダム達も、がまんできなくなって、とうとう大笑い。最後は半分ほどしか埋まっていない劇場が笑いの渦に。

次はシネマじゃなくて歌舞伎座で見てみたい。
今年の夏、ぜひ歌舞伎座で再演お願いします。

シネマ歌舞伎「連獅子/らくだ」
 東劇 12月27日~2月27日
 一般2,000円(全席指定)

2009年2月13日金曜日

玉三郎の娘二人道成寺

歌舞伎座に出演している玉三郎をどうしても見たくて、一幕見席で見てきた。

菊之助と二人で華麗な舞を踊る『京鹿子娘二人道成寺』。

玉三郎は昼、夜どちらも出演するが、もちろん昼の部の出し物であるこちらの方が人気が高く、昼の部の切符はすでに完売。

当日券があるかどうか、まずは10時前に歌舞伎座へ。なんと、1等と2等は当日券があるそうだが、残念ながら3等席はない。そこで一幕見で見ることに。

1時間前にもかかわらず一幕見の券売り場には20名ほどが並んでいる。これなら大丈夫と見当をつけ、近くのコンビニで飲み物と食べ物を買って列に並ぶ。玉三郎は二幕目なので、一幕目から続きで見る作戦である。

一幕目は『菅原伝授手習鑑』。梅王丸を演じた松緑がとてもよい!いいぞ、松緑!!

幕間が終わり、いよいよ玉三郎登場!立見も一杯。ほぼ全ての客が玉三郎目当てなので、劇場中が異様な興奮に包まれている。

しかし、4階席からだと花道が見えない。3階席の客も玉三郎見たさに立とうとする。そこのおばさん、おい!立つな!

最初の登場シーンこそみえないものの、その後はちゃんと見ることができた。

二人の白拍子による入れ替わり立ち代わりの華麗な踊り。菊之助もなかなかがんばっている。二人の息もぴったりだ。お囃子も素晴らしい。

座席がちょっと狭くて背中が痛くなったが、玉三郎をしっかり見ることができて大満足。
次は四月歌舞伎だ。

 二月大歌舞伎 2月1日→25日

 昼の部  一、菅原伝授手習鑑
       二、京鹿子娘二人道成寺
       三、人情噺文七元結

2009年2月8日日曜日

花道にて 初めての歌舞伎体験


昨日、生まれて初めて歌舞伎を見た。ずっと興味はあったが観劇する勇気がなかった。しかし歌舞伎座を建て直すというとニュースが背中を押してくれた。

行ってきました!「歌舞伎座さよなら公演 二月大歌舞伎」

三越でお弁当を買って、いざ歌舞伎座へ。

キョロキョロとまわりを見渡すと何やらパンフレットのようなものを読んでいる。あれはどこで売っているのだろうと、売店をぐるりと一回りしても見つからない。でもはじまる前にお手洗いにも行っておかねば。しぶしぶ場内探索を切り上げ、座席へ。

花道のすぐ横の席なので見えにくいかと思っていたが嬉しい誤算。テレビなどでよく見かけるあの役者さんをすぐそばで見ることができる。ストーリーもそれなりに理解できる。うん、面白い!

一幕終わったところでお弁当を食べる。座席で食べている人も多いので安心。さっさと食べて、再び場内探索開始。入り口そばのカウンターで、あのパンフレット(すじがきと言うそうです)が売られているのを発見し、即購入。これで出演している役者さんがわかる。

また場内の各所に著名画家の絵が飾られており、ちょっとした美術鑑賞も楽しめる。

夕方の4時半から8時半近くまで約4時間。途中の幕間が適度な休憩時間で4時間という長丁場を感じさせないよう工夫されている。

なんだかはまってしまいそうだ。贔屓の役者ができればもっと面白く感じるだろう。

とにかく歌舞伎は面白い!!

2009年2月5日木曜日

社会全体が花粉症

昨年末から暗いニュースばかりだ。アメリカのサブプライム問題に端を発し、企業はなんとか出血を止めようと血眼である。
でもちょっと待ってほしい。この経済状況の原因は間違いなくアメリカにあるが、バブル以降輸入された株主を第一とする経営方針を見直そうという動きは全く見られない。花粉症と同じで対処療法に精一杯ということだろうか。