2010年1月24日日曜日

ウィリアム・ケントリッジ展






























ウィリアム・ケントリッジ、南アフリカのアーティスト。

木炭による独特のドローイングを素材とする動画作品を発表している。

全くノーマークだったが、ある人から「面白かったよ」と言われ、さっそく見に行った。

会場は東京国立近代美術館。

その視線は、南アフリカの政治体制への批評であったり、人間のイマジネーションへの讃歌だったり。

人間味溢れる手法と表現に、合理化や効率化を追求する現代生活のなかで我々が忘れてしまった「何か」を考えさせられた。

京都国立近代美術館がアップロードした動画

それから動画のBGMもなかなかよい。気に入った方はミュージアムショップでCDを探してみては・・・


 ○ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた・・・
 ○東京国立近代美術館
 ○2010年1月2日~2月14日




フランス映画ポスター展

























東京・京橋にある国立近代美術館フィルムセンターで「戦後フランス映画ポスターの世界」と題したポスター展が開催されている。

1947年から63年まで活動した洋画配給会社・新外映から寄贈された約250枚のポスターから、フランスで制作されたオリジナル・ポスター60枚超が展示される。

そもそも大戦後まもない50年代のフランス映画自体馴染みがない上に、この時期にはすっかり印刷が工業化されているにもかかわらず大半のポスターがリトグラフで印刷されているのは、19世紀にいち早くポスター文化を開花させたフランスの威信からであろうか。

グラフィック的には瞠目すべきものは見当たらないが、日本とフランスのポスターに対する考え方、文化の違いがなんとなく感じられる展覧会である。

またこれらのポスターコレクションが、いつ、誰によって寄贈されたのか、記録が残されていないそうである。おそらくフィルムセンターが設立された1970年前後であると推測されるらしいが、来歴の不思議さにも興味をそそられる。


 ○戦後フランス映画ポスターの世界
  東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵《新外映コレクション》より

  第1期 2010年1月7日~2月14日
  第2期 2010年2月17日~3月28日
  入場料 200円

2010年1月11日月曜日

関が原の雪

1月7日、出張で関西へ。

滋賀県北部は雪との天気予報。

新幹線が遅れる可能性があるので予定より早く家を出た。

名古屋までは定刻の運行だが、やはり関が原周辺で雪が降り、新大阪到着は7分ほど遅れるとのこと。

名古屋~岐阜羽島を過ぎると急に雪景色。

関が原を過ぎたところで車窓からの雪景色を収める。