十数年ぶりのブルーノート。店のインテリアも前回のアーティストも覚えていない。
義兄からカードのポイントがたまってるから、我々の誕生日を音楽でも聞きながら飯でも食おうと誘われたのだ。ゲーリー・バートンは知らないが、二つ返事でオーケーした。
ゲーリー・バートンはちょっぴりインテリ風の老人だった。半袖シャツを、裾を出して着た、銀座辺りをひとりで歩いているような。そんな外見からは想像できないくらい演奏はパワフルかつ的確だ!左右の手に握られた4本のバチは正確なストロークで鉄琴を叩き、メロディーの渦潮が会場をつつみこんだ。
一流プレイヤーの凄味が体感できた刺激的な時間だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿