2009年4月29日水曜日

新春たけのこ

武蔵野台地の竹の子。

ちょっと小ぶりだけど、季節の味がたっぷり。


2009年4月25日土曜日

玉三郎の政岡

歌舞伎座四月公演昼の部「通し狂言 伽羅先代萩」を見てきた。
東京新聞によると主人公の政岡は、女方の大役とのこと。この大役を玉三郎が演じるとあって、どうしても見ておきたいと思い立ち、一幕見で見てきた。

ストーリーは、江戸期に実際にあった伊達家の家督相続をめぐるお家騒動を足利家に置き換えたもの。幼君・鶴喜代を立てる忠臣派と反対派との対立話で、善悪4人がメインキャストである。

前半は、幼君を暗殺から守るべく奮闘する乳母政岡(玉三郎)と、暗殺を企む八汐(仁左衛門)との女の闘い。小憎らしい仁左衛門の演技が光る。玉三郎の政岡は、重厚感には欠けるが、敵の中で孤軍奮闘する健気さとしとやかな強さが随所にあらわれ、とてもいい感じである。

八汐と政岡の対立にわって入る沖の井(福助)の演技も見所。

後半は悪役・仁木弾正と忠臣派との対立。前半に比べると見所は少ないように感じた。

三幕目奥殿の間から床下へと舞台が変わる時は、照明は完全には暗転にならず、それまで演じられていた奥殿の間のセットがせり上がり、床下の場が登場する。舞台美術も見所の一つである。

 歌舞伎座さよなら公演 四月大歌舞伎 〜昼の部〜
 通し狂言 伽羅先代萩
 
 一幕見席を通しで観劇

2009年4月19日日曜日

新大橋からの眺め

本日は朝から快晴。隅田川のほとりを散歩。陽気に誘われて、思いの外たくさんの人が歩いている。日本経済は百年に一度の危機と言われるが、すれ違う人は皆笑顔だ。

2009年4月6日月曜日

廓文章の仁左衛門

四月歌舞伎、夜の部へ行ってきました。

二つ目の出し物「廓文章」の仁左衛門、最高!!

仁左衛門扮する藤屋の若旦那・伊左衛門の色男ぶりが非常によい。

家の芸とされているだけあって、はんなりした若旦那の風情はぴったりはまっている。

一つ目の「彦山権現誓助剱 毛谷村」がいまひとつの出来だっただけに、「廓文章」の面白さが引き立った。

期待の玉三郎は出番が少なくちょっぴり残念だったが、それを上回る収穫だった。

吉田屋の主人とおかみを演じた我當と秀太郎の演技もなかなかひかるものがある。


三つ目の「曽根崎心中」は藤十郎の当り役。

よく計算されていて楽しめるが、心中のシーンを演じる三幕目が少々饒舌。

しかも藤十郎演じるお初が十九歳であることがわかり、更に興醒め。

一幕目、二幕目の芝居が良かっただけに悔やまれる。

橋之助の悪役ぶりも板についていた。

終わったのは9時15分すぎ。いつもより長くて少し得した気分である。


 歌舞伎座さよなら公演 四月歌舞伎 ~夜の部~
 ○彦山権現誓助剱 毛谷村/吉右衛門、福助
 ○廓文章 吉田屋/仁左衛門、玉三郎
 ○曽根崎心中/籐十郎、翫雀
 

上喜元 特別純米からくち

山形は酒田のお酒、上喜元。

名前だけは聞いたことがあるが、まだ飲んだことがなかった。

たまたま酒屋で見つけた。

特別純米と書いてある。ラベルをよく読むと55%まで磨いている。

ラベルのデザインはいまひとつだが買ってみた。

すっきりしていながらふんわりと腰がある。いい酒だ。

もうすこしラベルのデザインがよければもっと売れるだろうに。

 ○上喜元 特別純米からくち
 ○酒田酒造(山形県酒田市)
 ○精米歩合55%