2009年1月21日水曜日

恵方巻き

節分になると、コンビニやスーパーで「巻き寿司の丸かぶり」のキャンペーンが行われる。これは昭和48年に大阪海苔問屋協同組合が始めた新しいものである。当時のチラシに、「節分に幸運の巻きずし丸かぶり 恵方 南南東」と題して、「節分の夜、恵方に向かって無言で家族そろって巻きずしを丸かぶりすると必ず幸運が回ってくると昔からいい伝えられています」とある。その起源には諸説があり、一説に、江戸末期から明治初期にかけて、大阪の船場で行われていた「丸かぶりすし」が元になっていると言われるが、真偽のほどは定かではない。
(出典:谷直樹「なにわ大阪の節分と会所屋敷」/平凡社「月刊百科 No.555/2009年1月号」所収)

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