2009年3月22日日曜日

刺青奇偶

シネマ歌舞伎「刺青奇偶」を見た。

玉三郎が出演しているだけに多くの観客が、というのは思い過ごし。
いつも通りのまばらな客席。ただしベテランのご婦人方が比較的多い。

長谷川伸のお話しらしく、涙なくしては見れない人情話。

勘三郎の手取りの半太郎、玉三郎のお仲、仁左衛門の鮫の政五郎。

余命を悟ったお仲が、最期の願いと、博打を戒めるため半太郎の腕にサイコロの刺青を彫るシーンは、
勘三郎、玉三郎両優の演技力で胸が熱くなる。

仁左衛門の政五郎は凄みがあって、これも良い。
見終わったあとの爽快感はないけれど、しんみりとしたいいお話です。

ここだけの話、奇数=「ちょう」、偶数=「はん」なんですね、私は逆に覚えておりました。

 シネマ歌舞伎「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」
 東劇 ~3月27日  料金2,000円

0 件のコメント:

コメントを投稿