玉三郎が出演しているだけに多くの観客が、というのは思い過ごし。
いつも通りのまばらな客席。ただしベテランのご婦人方が比較的多い。
長谷川伸のお話しらしく、涙なくしては見れない人情話。
勘三郎の手取りの半太郎、玉三郎のお仲、仁左衛門の鮫の政五郎。
余命を悟ったお仲が、最期の願いと、博打を戒めるため半太郎の腕にサイコロの刺青を彫るシーンは、
勘三郎、玉三郎両優の演技力で胸が熱くなる。
仁左衛門の政五郎は凄みがあって、これも良い。
見終わったあとの爽快感はないけれど、しんみりとしたいいお話です。
ここだけの話、奇数=「ちょう」、偶数=「はん」なんですね、私は逆に覚えておりました。
シネマ歌舞伎「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」
東劇 ~3月27日 料金2,000円
0 件のコメント:
コメントを投稿