外郎売は歌舞伎十八番。團十郎のセリフ回しが楽しめる。江戸歌舞伎らしい豪華絢爛な舞台。
一方、藤十郎は文化勲章授章でのっているようだ。上方らしい人情の機微をしっとりと演じている。
国立といえば通常は通し狂言なのだが、歌舞伎座のように3本の演目。やはり通し狂言だと役者が大変なのだろうか。それともお客の変化か。
いずれにせよ、この公演はメリハリがあり楽しめた。
5秒考えて、入ってみる。
定番らしき焼きそばと静岡おでんのセットメニューで様子をうかがう。
まずは焼きそばから。うん、美味い!ソースの色は濃いが意外とあっさりで、鰹粉の風味が太麺とマッチしている。
おでんも見た目と異なり、さっぱりした味わい。そのくせ、おかずとしての存在感があり、なかなかいける。メニューにあったおでん定食もなるほどである。
豪華さはのぞめないが一度チャレンジしてみることをすすめる。
その売店で、かっこいいポスターが売られていた。
MoMAやオルセーなど欧米の美術館でよく見かける、いわゆる部屋に飾りたくなるポスターである。
かつてアメリカの友人へプレゼントするために、いくつかのミュージアムショップで日本画のポスターを探したことがある。結果はゼロ。どうして日本画のポスターが売られていないのか不思議に思ったことがある。
あの時、このポスターがあればなぁ・・・
加山又造展 Kayama Matazo Retrospective 1927-2004
○会場 国立新美術館
○会期 2009年1月21日(水)—3月2日(月)毎週火曜休館
○開館時間 10:00—18:00
○料金 一般1300円 大学生900円 高校生700円
http://kayamaten.jp